住本家で起きる謎の怪奇現象?!
住本家では夜な夜な背筋の凍りつくような謎の怪奇現象が起きています。
それも,ほぼ毎日…。
その様子の撮影に成功したので,ブログに認(したた)めます。
それでは,どうぞ,ご覧ください!!
こどもたちは,毎日決まって20時50分に蒲団に入り,眠りに就きます。
こうして,こどもたちが寝静まると,少しずつ,少しずつ不可解なことが起きていくのです。
余りの恐怖に,私はいつかこの怪奇現象を捉えてやろうと,カメラを携え,待ち構えていました。
ある日のことです。
ついにその時がやってきたのです!!
毎晩,住本家で起きている不可解な怪奇現象の一部始終をお伝えいたしました……。
まあ,敢えて誰に似たとは言いませんが……(汗・笑)
こどもたちが寝床を入れ替わりながら,就寝時の定位置に戻ってくる早朝,「兄ちゃんアラーム」が私を快適な眠りから呼び覚ましてくれるのです。激痛と重みと共に。そう私の顔面には寝返りを打つ息子の片足が降り注いでいるのです。まるで,毎夜,兄ちゃんの顔面に膝蹴りを喰らわす妹のように。
そして,「兄ちゃんアラーム」が鳴り終わるころ,携帯電話のアラームがけたたましく朝の時を告げるのです。
少し調べてみました。
こどもの寝相の悪さは「脳がしっかり休めている証拠」なのだそうです。また,寝相によって「こどもの深層心理」が読み取れるのだとか。
参考
・寝相は悪いほうが安心!?子どもの寝相が悪い理由,近藤 浩己(2016.06.01)
・寝相で読み取る子どもの深層心理!寝相タイプ別7選!,Quiizu~女性のためのメディア~
息子と娘は,矢印(写真)の流れに沿って約1時間おきに移動していきますが,これは,もしかすると睡眠リズムに関係しているのかもしれません。
睡眠中は「レム睡眠」という浅い眠りと、「ノンレム睡眠」という深い眠りが交互に現れます。
良い睡眠で快適生活,社会保険出版社(監修:古賀良彦(杏林大学医学部精神神経科学教室教授),2019.07.08 最終アクセス)…a
レム睡眠時の脳は覚醒状態に近く、体は弛緩します。夢を見るのはこのときが多く、体は弛緩していて動きません。意識があるのに動けない「金縛り」は、この状態のときになります。
ノンレム睡眠は深い眠りですが体は動き、寝返りも打てます。成長ホルモンをはじめとするホルモン分泌などもこのときに行われています。
レム睡眠とノンレム睡眠は図のように繰り返し、始めはノンレム睡眠がより深く長く出現し、起きる前には浅めで短いレム睡眠が多くなっていくのが一般的な睡眠のリズムです。このリズムは1回1時間半くらいで繰り返し、4~5回繰り返すと、熟睡感と快適な目覚めが得られるといわれています。
身体って不思議ですね。意識をしていなくても,何らかの作用が働いているのですから。
こどもたちの寝姿(寝相)をよくよく観察してみると,それぞれの動きが面白い!! ズルズルと率先して移動しているのは息子なのですが,それを追うように娘は付いていきます。同じような恰好で寝ていたり,息子が寝返りを打つと,瞬間,娘も寝返りを打つ。息子と娘で回転の方向が反対になることもある。いわゆる「シンクロ寝」ですよね。
「シンクロ寝」とは,「親子やきょうだいで,同じ寝相をしていること」です。しかも,この「シンクロ寝」は親子やきょうだいに限らず,親密度が高く信頼関係がしっかりしているペットと飼い主にも見られるそうです。
そう言えば,関連付けて良いのかどうか…,岸根卓郎(2016.5)「量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」――物心二元論を超える究極の科学」([キンドル版],検索元 amazon.com…a)に,次のように「アスペの実験」が紹介されています。
ついで、一九七四年になって、この「ベルの定理」を立証しようと実験に取り組んだのが、アラン・アスペ と、その同僚たちであった。
この実験で重要なことは、彼らが、粒子は「電気量」のほかに「スピン」という特性をも持っていることに着目し、その特性を「ベルの定理の立証実験」に利用したという点である。
ここに、粒子の「スピン」とは、粒子が「コマ」のような 「軸」を持っていて「回転」する性質のことであるが、詳しくは以下のとおりである。すなわち、いま「スピン」(回転)がゼロであるような二つの粒子の系を考えた場合、その特性とは、
① かりに、そのうちの片方の系の粒子のスピンの軸の方向が上向きになれば、もう一方の系の粒子のスピンの軸の方向は必ず下向きになること、つまり粒子のスピンの回転方向は両者で必ず左右反対になること
②そのときの粒子のスピンの回転の速度は両者つねに等しいこと
である。その意味は,
「二つの系の粒子はどのような位置にあっても,互いのスピンの軸の方向(回転方向)は必ず正反対で,その回転速度(運動量)はつねに等しい」
ということである。
前掲書a,第二部 量子論が解明する心の世界 四 量子論への支持――コペンハーゲン解釈に対する支持 2 アスペの実験による立証
むむむっ,人間も素粒子でできているということは,上記の引用が当てはまるのですかね…,「息子が左に寝返りを打てば,同系の娘は右に寝返りを打ち,その寝返り(スピン)の回転の速度は両者つねに等しい」なんて…。
そこで、いまAとBの二つの粒子が互いにそれぞれの領域で反対側へと遠ざかっている場合、実験者が、その途中で、磁場装置によって、かりにA粒子のスピンの軸の方向を上向きから下向きに変えたとすると、不思議なことに、このときB領域に向かっていたB粒子は、なぜかA粒子のスピンの軸の方向が上向きから下向きに変わったことを「瞬時」に知り、スピンの軸の方向を下向きから上向きに変えることになる。つまり、A粒子のスピンの回転の方向を左向きから右向きに変えたとすると、不思議なことに、このときもB領域に向かっていたB粒子は、なぜかA粒子のスピンの方向が左向きから右向きに変わったことを「瞬時」に知り、スピンの方向を右向きから左向きに変えることになる。ということは、
前掲書a,第二部 量子論が解明する心の世界 四 量子論への支持――コペンハーゲン解釈に対する支持 2 アスペの実験による立証
「B領域の粒子は、A領域での情報(実験者の意思) を〈瞬時〉に(超光速で)感知して、即座にその存在形態を反対方向に変化させる」
といえよう。しかも驚くべきことに、このことはかりに二つの粒子が「宇宙的規模」でいかに遠く離れていても、理論的には「まったく同じ」であるという。この現象は「量子テレポーテーション」とも呼ばれているが、この実験の持つ重要性は、
「二つの粒子がどのように遠く離れていても、B領域の粒子の状態は、A領域 の〈実験者の意思〉(人の心)によって、〈瞬時に変化〉すること(量子テレポーテーション)を完全に立証している」
ということである。
つまり,我が家の各部屋は「宇宙的規模(距離・空間)」で存在していないのですけれど(笑),仮に息子と娘が別々の部屋で眠っていても, 「息子が左に寝返りを打てば,同系の娘は右に寝返りを打つ」ということなのでしょうか…
うん…?
ちょっと待って…。
ということは,私もこどもたちと同じように,夜な夜なグルグル回転しているのかしら…(笑)
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